あるところに、暴れんぼうの蛇と蛇使いがおりました。 二人は仲良く暮らしておりました。 蛇使いは普段は蛇を蛇のつぼの中に入れてます。 なぜなら蛇はとても長いので、常に出していると、見た目的にもアレだからです。 蛇使いが呼び出すと、暴れんぼうの蛇はすぐに出て来ます。 蛇使いと暴れんぼうの蛇の信頼関係は、とても深いものでした。 ところがある日のこと。 いつものように蛇を呼び出してお仕事をした後、蛇使いは魔法の呪文を唱えました。 その呪文は、蛇を一瞬でつぼの中に入れるものです。 その呪文は誰にでも唱えられますが、ひとつ間違えると大惨事になります。 蛇が混乱し、蛇使いをも攻撃してしまうのです。 さぁ呪文を唱えた瞬間… 何と蛇は、ことあろう蛇使いに牙をむきました。 魔法の呪文を失敗してしまったのです。 いきおいよく暴れまわる、暴れんぼうの蛇。 鋭い蛇の尻尾は、ばちんと蛇使いを叩き、その鋭い牙で蛇使いの肌を切り裂きました。 蛇使いは慌てて呪文を唱えなおし、今度は暴れんぼうの蛇はすぐにつぼの中へと戻りました。 蛇使いは傷に痛みを覚えながら、頭の片隅で『暴れんぼうの蛇とのお別れ』を考えたのです。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||